引っ越しや部屋の模様替えなどのタイミングで、使わなくなった家具を処分したいと思った時、処分の方法で悩む人も多いと思います。
この記事では、不要になった家具の処分方法についてご紹介します。
不要な家具の処分方法
タンスやベッド、テーブルや椅子、カラーボックスなど大型家具は、基本的に自治体の可燃ごみと一緒に捨てることはできません。では、どのように処分すれば良いのでしょうか。
ここからは、不要になった家具の処分方法について、タンス、ベッド、カラーボックスを例に挙げながら、品目別に解説します。
タンス
まず最初に思い浮かぶのは自治体の粗大ごみとして出す方法ではないでしょうか。自治体の粗大ごみで出せるかどうか、出せる場合も申し込み方法や出し方、処分にかかる料金は自治体によって異なります。
比較的安く処分できる方法ではありますが、申し込み手続きから料金分の処理券やシールの購入など、実際に処分するまでに日数と手間がかかります。また、玄関の前あるいは最寄りの表通りに面した集積場などまで、自分で運び出す必要がある点もデメリットとなります。
次に思いつくのは、リサイクルショップなどに買い取ってもらう方法です。材質や使用状態の良い美品であれば、高く売れる可能性も期待できます。逆に状態が悪ければ値段がつかない場合もあるため、問い合わせて確認しましょう。
3つ目は、不用品回収業者に依頼する方法です。自宅の部屋まで都合の良い日に最短即日で引き取りに来てもらえるので、一番手軽に廃棄処分できます。
ベッド
不要になったベッドを処分するには、タンスと同様に自治体の粗大ごみとして出す方法があります。自治体の粗大ごみで出せるかどうか、出せる場合でも申し込み方法や出し方、処分にかかる料金は自治体によって異なります。
他には、ベッドがまだ十分使える状態なら、リサイクルショップに買い取ってもらう方法もあります。ただ、ベッドは同じ大型家具の中でも、タンスのように縦の高さではなく、横幅や奥行きがあるため、実店舗で展示販売するにはかなりの床面積を要します。そうした理由から、買い取ってもらえないケースも珍しくありません。
手軽でおすすめなのは、不用品回収業者に依頼する方法。傷が目立つなど、状態が悪いものであっても回収してもらえます。特に、ベッドと一緒に使っているマットレスや布団も処分したい場合は、一気にまとめて回収してもらえるので便利ですよ。
カラーボックス
カラーボックスは、自分で解体すれば可燃ごみとして自治体の収集日に出せる可能性もあります。ただ、解体作業にかかる手間ひま、作業中にケガをするリスクなどを考えると、無理して解体しようとせずにそのまま粗大ごみに出す方が無難です。
また、状態が良ければリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。特に、春の引っ越しシーズンや大学の後期授業が始まる9月あたりには、購入する人のニーズが高まるので、買い取ってもらいやすいでしょう。
他にもたくさん不用品がある時は、まとめて不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
粗大ごみになるかはどう判断するのか

処分したい家具が粗大ごみになるのかどうかは、お住まいの自治体によって判断が異なってきます。お住まいの自治体のホームページに、どのようなものが粗大ごみに該当するか記載されていると思いますので、まずはチェックしてみましょう。
判断がつかない場合は、「粗大ごみの受付センター」などに問い合わせてご確認ください。
粗大ごみとして処分する場合の手順

東京都中央区を例に、家具などを粗大ごみとして出す際の手順を紹介します。手順は以下の通りです。
- 「粗大ごみ受付センター」に電話またはインターネットで申し込む
- 申し込み時に案内された料金分の「有料粗大ごみ処理券」を購入する
- 有料粗大ごみ処理券に、収集予定日と氏名または受付番号を記載してから処分したい粗大ごみに貼る
- 収集予定日の午前8時までに玄関先や敷地の入口などに出す
お住まいの自治体によって細かいルールは異なりますが、申し込みから回収までの手順は、概ね似たような流れの自治体が多いです。
まとめ
●大型家具は、多くの自治体では粗大ごみとして出すことができるが、部屋から自分で運び出すのは大変。
●タンスは、状態が良ければリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性あり。
●ベッドは状態が良くても、展示販売の床面積がたくさん必要なので、リサイクルショップで買い取ってくれないケースも多い。
●カラーボックスは、解体すれば可燃ごみとして出せる自治体もある。
●不用品回収業者に依頼すれば、家具の状態や大きさ、数量を問わずまとめて回収してもらえるので便利。
●粗大ごみになるかどうか、粗大ごみとして出せる場合の申し込み手順は、お住まいの自治体のホームページなどで確認しよう。
今回は、タンスやベッドなど不要になった家具の処分方法についてお伝えしました。ぜひ参考にしてくださいね。